top of page
執筆者の写真Mariko Watanabe

年末のご挨拶



いつもタルマーリーを支えて下さる皆様へ


お元気でお過ごしでしょうか。タルマーリー女将の渡邉麻里子です。


今年はなかなか大変な一年でしたが、お陰様で当方スタッフは例年と同じように約1か月の冬期休暇を確保でき、長いお休みに入ったところです。

さて、今年4月にコロナの影響で来客が減ることが予想されたときに、どうやって経営を維持していくのかを考えました。そして、毎月パンとビールの定期便をご利用いただくお客様を「タルマーリーサポーター」として募集することにしました。

その4月の状況について、ミシマ社の雑誌「ちゃぶ台 6」(2020年11月発売)に掲載されたインタビュー記事で私が語った内容を、下記に一部抜粋いたします。


----------------------------

(タルマーリーで)パンをつくっている男性スタッフが二人、境と大田というんですけど、二人ともすごいパワーなんです。パンをつくるのが大好きで、「毎日たくさんつくりたい!」という彼らなので、とにかく彼らの日々のパンづくりを維持するのが私の仕事だと思いました。

自粛要請が出たときに、私たちもカフェを1ヵ月閉めたんですけど、職人さんて毎日の仕事がなくなるのが一番悲しいと思うし、技術的にもちょっと休むと勘が鈍ってしまうじゃないですか。だからとにかく彼らにこの1年パンをつくりつづけてもらう仕事をつくるんだ、私はそれをがんばると思って。

サポーター制をずっとやりたいと思って先延ばしになってきたけど、今こそやらなきゃと思って急いで募って、結局一週間くらいで150人くらい集まってくださいました。それで、「よっしゃ、君たちはパンをつくりつづけたまえ」みたいな(笑)。

-----------------------------


 まさかこんなにも多くの方々にサポートしていただけるとは…驚きと感動でいっぱいでした。

サポーターだけでなく、通販サイトから御注文いただいたり、店に足を運んでくださったりしたすべてのお客様から、

「タルマーリー、頑張って生き残れ!」

というメッセージをいただき、それを胸に走り続けることができました。お陰様で今年は店の集客が減った分もサポーターや通販でカバーしていただき、なんとか経営を維持することができました。


 さて、来年2021年、タルマーリーはもうひとつのお店(カフェ&宿)を開店する予定です。智頭駅から徒歩10分の智頭宿という立地で、よりビールを楽しみやすくなります。そしてゆっくり宿泊して智頭の魅力を堪能していただけるようにもなります。

なお来年はいったんサポーターの募集をお休みさせていただきますが、これからスタッフを拡充し、パンとビールの生産量を十分に確保できるなった暁に、またサポーター制度を復活させたいと考えています。

通販サイトは引き続きオープンしておりますので、ご利用いただければ幸いです。

https://talmary.handcrafted.jp/


そして来年は、夫の渡邉格の新著がミシマ社から出版予定です。どうぞお楽しみに!


皆さま、ぜひいつか智頭町へ遊びにお出で下さい!智頭の菌たちが作るパンとビールを、智頭の森と空気と水を感じながらお召し上がりいただけたら、何より嬉しいです。

お会いできる日を楽しみにしております。くれぐれもご自愛くださいませ。

良いお年をお迎えください。


タルマーリー女将

渡邉 麻里子より






閲覧数:1,257回1件のコメント

最新記事

すべて表示

1 Comment


sariyurifutaba
Jan 04, 2021

明けましておめでとうございます。

岡山県備前市に移住して間もない夫婦です。昨年は4度、貴店を訪ねることが出来ました。3度目は、お店で地ビールが飲みたくて「森の古民家・かろり」さんに一泊しました。

昼頃、貴店に到着。ランチとビールをいただき、翌日の朝食のパンを購入し、夜は「山のブラン」さんでジビエ料理に舌鼓を打ちました。

翌朝、自宅から持参したコーヒー豆をドリップし、貴店で求めたパンをいただきました。

5度目に智頭町を訪ねた時、貴店は冬期休暇に入っておられ、残念ながらあの美味しいパンを口にすることは叶いませんでした。

それでも、お昼を「山のブラン」さんでいただき、「ちえの森ちづ図書館」で遊び(孫を連れて行っていたので)、絵本を含め本を20冊借りたりして智頭町を満喫しました。

春が来たら、再びお店に伺います。新しいお店も楽しみにしています。智頭宿、いい所ですね。

Like
bottom of page