田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」 タルマーリー発、新しい働き方と暮らし (講談社+α文庫) 文庫 – 2017/3/17 渡邉 格 (著)
「発売直後から全国、そして海を越えて韓国でも大評判になった 新しい仕事と生活の提案の書、待望の文庫化。…文庫化に際し、さらにビール造りの場を求めて 鳥取・智頭町へ行ったその後の話も掲載。」
この度の文庫化にあたり、講談社の担当者さんに 「表紙に“タルマーリー”という文字を入れてもらえないか?」 と恐る恐るお願いしてみたら、すんなり通って、アレ、拍子抜け。 だって、3年半前に単行本が出版されたときは、 「タルマーリー、渡邉格なんて誰も知らない、知名度ぜんぜんないのに講談社から出版できたんだから、頑張って自分で本を売ってもらわないと!」 みたいな雰囲気で、 「くっそ~!負けないぞ。パン屋をなめんなよ!!!」 とか毎日心で叫びながら、めっちゃロックに頑張ってきたんですから…。 しかしこの3年半で、どれだけこの「腐る経済」&講談社に鍛えられ、成長させてもらえたことか…。感謝の気持ちでいっぱいです。 お蔭様で本当にたくさんの方がこの本を読んでくださり、店にも足を運んでくださいました。 更に昨年からはクラフトビールの製造販売もスタートし、クラフトビールファンからは、 「タルマーリーってビールだけじゃなく、パンも作っているんですね。」 なんて言われるくらい、タルマーリーは単なる“パン屋”という入口だけじゃない、多様な顔を見せる様になりました。 ということで、ちょっとは「タルマーリー」っていう名前に「おっ」と思ってくれる人もいるかも…?「腐る経済」は知らないけど、「タルマーリー」なら知ってる…なんて人も中にはいるんじゃないかな?と思って、表紙に「タルマーリー」を入れてもらえないかお願いしてみたんです。 で、講談社にすんなりOKいただいて、とても感慨深かった。 あー、この3年半、ちょっとは頑張ってこれたかな~。 この度産まれたちっちゃい文庫ちゃんが、これからどんな人々の手にとってもらえるのか。我らの新しい分身がどんな人の心に働きかけてくれるのか、とっても楽しみです♡
ちっちゃくてかわゆい!単行本とは一味もふた味も違う、文庫本ちゃんです。 表紙には、智頭のお店のパンの写真。口絵カラーページには、智頭に移転してからのお店の写真が掲載されていますよ。
更に、文庫版あとがきでは、智頭への移転の経緯や、現状の取組みに触れています。
ちなみに裏表紙には、あら、女将のニコっと写真が…。
ということで、既に単行本を読まれた方も、ぜひぜひまた手に取ってみて下さいませ♡